ラオスに行くに飛行機、鉄道、バスとありますが、今回はタイ国鉄(SRT)の直通列車での移動の仕方を紹介します。
予約の方法
バンコク〜ビエンチャンの直通の夜行列車はタイ国鉄が1日1往復しています。寝台列車は通常2両しかないため、人気の日程は割と早めに満席になってしまいます。
予約は利用日の3か月前からとなりますので、予定が決まっていたら早く予約を入れるのが得策といえます。また、下段は特に予約が埋まりやすいので要注意です。
予約はタイ国鉄のサイトから予約できます。タイ語、英語になりますが、中学英語があれば問題ありません。予約時に座席番号まで指定できます。ちなみに下段の方が若干高く設定されています。
乗車までに
予約が完了すると乗車券がメールで送られています。YouTubeなどでは画面の提示でも乗車されてる方もいますが、アナログ時代の人間なので必ず紙に印刷して準備しておきます。※タイ国鉄のページには印刷してお持ちくださいと記載あり。
バンコクからの乗車はクルンテープアピワット駅からの発着。初めてなので1時間半以上も前に着きましたが、特にチェックインなどは必要ないのでそこまで早く行く必要は無さそうです。
出発前に売店があるので食べ物や飲み物は簡単に手に入れられます(※お腹を下した原因はここの弁当か!?と勝手に思ってます)。車内に自販機は無いので、飲み物はここで用意しておいた方がよさそうです。

乗車案内
出発の20分前にアナウンスがあり、乗車口からホームへ上がって行きます。案内モニターもあり、人が並び始めるので近くに居たら分かると思います。この時に予約時に送られててきた乗車券にQRコードがあるのでスキャンして通過します。
いざ出発

バンコク出発は夜21時過ぎのため、既に寝台は用意されています。車掌さんの検札があるのでチケットは直ぐに出せるようにしておきます。
なお、クリーニング済の毛布があるのですが、車内はびっくりするくらい寒いので防寒具は必須。また、安全の問題からか消灯はしないので明るいのが苦手な方はアイマスクがおすすめです。パスポートと財布は肌見放さず、リュックを枕にして寝ました。下段はトイレにも行きやすく、窓もあるので快適です(そのため若干割高)。上段と下段を変わってくれなど言われるケースもあると思いますが、嫌なら遠慮なく「NO」と答えましょう。旅行の快適さを左右しますので自分の体調とご相談を。
※グループで席がバラバラの方たちが席を変わってなどと言ってきたりしますが、快適な移動の為に嫌ならば遠慮なく「NO」と言いましょう。往復ともに上段と下段と変わってくれない?と言われましたが、下段がいいので「NO」と答えました。
タイ出国&ラオス入国
ノンカーイに到着後、乗客は全員一旦下車します。ノンカーイ下車以外の乗客が全員出国審査を受けるので下車が遅いと時間がかかりますが、全員終わるまで出発はしないのでご安心を。
ここを出発するとタイ・ラオス友好橋の途中でタイ・ラオス国境をまたぎラオスに突入。列車はそのまま市内のビエンチャン・カムサワート駅に向かいます。
カムサワート駅到着後、出入国カードを渡されるので記入して列に並びます。2024.12月には入国税として(!?)20バーツが必要でした。到着して約30分ぐらいで入国完了です。
市内への行き方
市内まではバス、トゥクトゥク、配車サービスなど色々ありますが、バスが一番安いのでバスで移動しました。コンコース内にバスのチケット売り場があるのでチケットを購入して案内してくれるバスを利用しました。
大きい荷物はトランクへ預かってくれ、何より価格も安いので、特に急いでなかったりホテルがバスターミナルの近くであればおすすめです。支払いはラオス・キープ又はタイ・バーツが利用可。クレジットカード等は利用不可のようでした。
最後に
チケットの予約さえ取れれば、あとは日本の電車に乗るのとさほど変わりはありません。ただ、車内は冷房がかなり効いているので寒さ対策は必須です。
今回はほぼ時間通りに到着しましたが、遅延する事もあるようなので、ラオス中国鉄道や長期間バスに乗り継ぎのある方は時間に余裕を持って行程を組むのがおすすめです。