博が終わっちゃったね。
あんなに話題だった大阪・関西万博も、
ついに幕を下ろしましたね。
最初は賛否両論も多く、
「本当に大丈夫かな?」という声も聞こえていましたが、
いざ始まってみると、日を追うごとに盛り上がっていきました。
気がつけば、ニュースでもSNSでも万博の話題でいっぱい。
そして終わってみれば、今はすっかり“万博ロス”です。
SNSでも「#万博ロス」という言葉をよく見かけます。
私も例外ではなくて、閉幕のニュースを見たとき、
ぽっかり心に穴が空いたような気がしました。

今回の万博のテーマは…
テーマは 「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」。
「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」
という3つのサブテーマのもと、
世界中の人たちが“未来の社会”を一緒に考える万博でした。
「技術がすごい」だけじゃなく、
“どう生きるか”“どう支え合うか”という、
“人”に焦点を当てた万博だったと思います。

そもそも万博って、何のためにあるんだろう?
万博は、ただの“お祭り”じゃなくて、
人類の課題を共有し、未来への解決策を探る場所。
世界中の国々が、それぞれの技術や文化、思想を持ち寄って、
「これからの社会をどう良くしていくか」を提案する場なんです。
たとえば近年では「環境問題」「AIと人間」「持続可能な社会」など、
地球規模のテーマが多く取り上げられています。
そしてもう一つの大きな意義が、
“体験を通して共感し合うこと”。
政治や言葉の違いを越えて、
文化・科学・芸術を通じて人々がつながる──
まさに“国境を越えた対話の場”でもあります。
さらに万博は、未来をデザインする実験場でもあります。
万博後には“都市の未来像”や“新しい技術の実証”が行われ、
1970年の大阪万博では「動く歩道」や「携帯電話の原型」、
そしてあの「太陽の塔」など、
当時“未来の暮らし”を感じさせる展示がいくつも登場しました。

6月に行ったあの日のこと。
私が会場を訪れたのは6月。
まだ初夏の空気が残るころでした。
パビリオンの前には長い列(終盤にくらべれば短かったかも?)、
子どもたちの笑い声、
そしてボランティアの方々の優しい笑顔。
ひとつひとつの展示や体験の中に、
「いのち輝く未来」という言葉が
少しずつ形になっている気がしました。
帰り際、海辺に沈む夕陽を見ながら、
ふと「この景色も、未来へつながっていくんだな」と思ったんです。
万博ロスというより、“希望の余韻”。
閉幕した今でも、写真を見返すたびに
あのワクワクや感動がよみがえってきます。
たぶん“ロス”って、
「それだけ心が動かされた証拠」なんですよね。
この先もまた、どこかの旅先で、
あの日感じた“いのちの万博ロス。終わって気づく“いのち輝く未来”輝き”を探していけたらいいな。

